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alku bistro cafe 様の工事の話

Days
2023.5.19

前に改装しはじめたときの話をしてそのままになっていたのでちゃんとまとめます
もうすでにオープンされてるので遅くなってしまいましたが‥

元々は事務所仕様に改装しなおしているテナントで
中の配管等の位置は悪かったのですが、立地が中々良かったのでこちらに決まりました。

内装の方は、前回の話にも床や天井が悪いとか修正するのが大変とか書いてましたね
思い返してもそれは今でも思っていますが、
それでも厨房と客席の下がり壁は角を丸くしたいよねという話を社内でしていたので
空間の雰囲気づくりには大切なポイントでした。



 

ボードくり抜いたはいいものの、初め使用する予定の見切り材がうまく合わず
急遽変更してアルミ材のものにしました。
結果すっきりしていてかつ優しい雰囲気が残ったので変更して正解でした。

この壁から見えるタイルと上の壁付けブラケットが組み合わさるとヨーロッパみたいな雰囲気にもなります。
それにお客さんが入ってすぐ見える位置なので、印象付けにもなりますし
ほんと丸くしてよかったと思います。

カウンターは今回現場で製作して、天板だけ古材を使いました。
少し暗めに見えますが、長年使うと汚れますのでこれくらいが良いと思います。
ペーパーをあてて色を落としているので、違和感なく全体の雰囲気に溶け込んでいます。



厨房は流石に広くは作れませんでしたが、
お二人で作業する分なら十分お使いいただけると思います。
床は長尺シートで拭きやすくなっています。

厨房で苦労したことは配管の問題です。
いつもそんなこと言っているような気もしますが、床を作られた後に配管という作業がまぁ大変で
そんな中 一番問題になるのが勾配の問題です。
甘く考えているとすぐ詰まりますので、工事が終わった今でも考えてしまいます。
飲食にかかわるお店には付き物な悩みですね。

客席の方の床は、いつもの雰囲気の塩ビタイルで
椅子を TON社のNo.14 にしました。
昔のカフェによく使われていたそうですが、最近はあまりみていないので
逆に今使いたくて採用しました。
見た目のわりにかなり座りやすく、クッションがあるとなお良いかもしれないですね。
各テーブル席のペンダントライトは真鍮を選び、モダンな雰囲気になっています。

 



 

トイレの洗面台も今回製作しました。
厨房のタイルを使用して腰壁を作り、楕円のミラーをチョイスしています。
陶器もグレーのボウルを選び、落ち着いた雰囲気にしています。

 



 

小さな場所でしたが、客席と厨房のバランスは丁度良く作れたと思います。
ビストロカフェ alku様は静岡市葵区伝馬町7−9 天馬ビル 2F南側 にあります。
インスタグラムもありますので是非ご覧になってみてくださいね。

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カテゴリ:
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タグ:
#alku bistro cafe

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